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  1. 小野坂貴之

続・四十路男のリバイバル

やがて来る五十代を目指し、一念発起してフェイシャルエステへと通い始めて約三週間弱。一週間に一度、亀有にあるエステに通い、他の日は朝晩教わったとおりの洗顔を繰り返す。洗顔といっても、全く泡の立たない顔料で、指でゴシゴシと擦ってる感満載である。

なんだか実は、それだけで満足感を味わえていたりする。「泡が立たない、イコール、いいものいいもの」と私の頭の中で何の根拠もなく暗示をかけているのだ(いや、きっと根拠はあるはずなのだが、ひたすら暗示)

使い始めた当初はプツプツと吹き出物が出てきて、ちと不安になったが、これまた「デトックスだ」と暗示をかけて続けていると、少しずつそれもひきつつある。

そして嬉しいことも、ひとつあった。いや、ふたつあった。

まずは「顔のトーンが明るくなった」こと。朝鏡に映る自分の顔をみて、「あれ明るくなったかも」と感じたのだ。朝晩のしっかりした洗顔を続けているおかげかもしれないが、どんだけくすんどったんじゃい、という話でもある。

そして「オデコが綺麗になってきた」こと。春先肌荒れを起こしたこともあり、特に額がボコボコ荒れていたのだ。泡の立たない洗顔でゴシゴシ洗っていると、額の凹凸がだんだんと目立たなくなってきている印象である。

しっかりとした手入れなぞ、ほとんどしてこなかったおかげで、変わっていく過程が見えて楽しかったりする。

ふむ。とはいえ、まだまだアフター写真なぞはお見せできない。始まったばかりの道だもの。四十路男のリバイバルは、まだまだ続く。