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  1. 小野坂貴之

そうだ。年表をつくろう。

年明け早々に「脚本を書く」という目標の他、春先までに「すること、したいこと」をいくつか決めた。決めたというか、思いついた。そのうちのひとつが、「そうだ。年表をつくろう」だ。

この4月に44歳を迎える。

そう考えてふと過去に立ち返ったとき、舞台も仕事もその他のいろんなことも、この鈍くなった頭の中でなんだか全部靄がかってしまっていたのだ。ふむ、これは活字に起こしておく他ない、とひとり心に決めた。つまびらかに、する。

まあ、誰に見せるわけでないのだけれども、少なくとも自分くらいは自分の過ごした年輪ってものを理解しておきたいと思ったのだ。

自分のことではあるのに、なんだか大きさの分からないパズルに向かうようで、期待半分不安半分。半分不安なのは「空白ばっかりでなんだかこの年は無駄にしてないか?」なんて、はっと気づいてしまったらどうしよう、と感じる部分。その時は「真っ白なキャンバスもそりゃあ素敵だったじゃあないか」と言い聞かせれば良いのかしらん?うむそうだ、そう思って潔くあきらめよう。時間は一方向に進むのだ。

現在、何を年表にするかカテゴリを作っている。演劇、仕事、住んだところ、とかエトセトラ。

ひとまず生まれた1974年を記すところから進めてみよう。