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  1. 小野坂貴之

歌え、うどんのように。

今晩の晩御飯は、自宅近くのうどん屋へ。数ヶ月ぶりに来たような気がする。小学生らしき息子が厨房に入り、家業の手伝いをしている。その弟らしきはカウンター端に設けられたつい立ての向こうで宿題をしている。しばらく来ていない間に時間がうんと経った気がした。

いつも通りのかき揚げぶっかけを、今日は温かいうどんとつゆで食べる。今日のは美味かった。地元香川の相場からするとちいと高いが、それはしょうがない。だって離れているんだもの。

さて、いつにするのかまだ決めていないけど一応書き上がっている新作脚本の中にある一節を、今晩は作曲をしてみようと思う。いや、音符をイメージどおりに書けないので、iPhoneに向かって少しずつ歌って録音しておくのだ。こんな時は「どーしてピアノとか習わせてくれてなかったんだー」なんて考えるが、塾なんてどうも性に合わなかったワタクシめ、きっと頻繁にサボタージュしていたはずだ。

さておき。

詞はもう書いてある。あとはノリで少しずつiPhoneに歌うだけだ。そう、今日この腹におさめたうどんのように、コシがあってハリのある、それでいて白髪葱のようなアクセントを持つ、どんぶりの中のようなハーモニーを!

さぁ、うどん。腹の中から歌っておくれ。ぜひとも力を貸して欲しい。