空き時間の多い日、僕はゲーマーと化す。ここ５年近く、テニスゲームで様々な国のプレイヤーとオンライン対戦している。ゲーム一本５、６千円だとすると、コスパがとっても良い。
さておき。
昨夜就寝前に、アメリカ人と対戦。どうやらフェデラー使いのようだ。僕は手塩にかけて育てた自作プレイヤーで挑む。…が、使い手が悪かったのかフェデラーのスキルは発揮されないままあっという間にこちらがマッチポイント。
すると相手のアメリカンは「big shit」とメッセージをこちらに送りつけ棄権した。興味本意で調べたら「大きな大便」ではないか。なんとまぁ下品なアメリカン。この送りつけ詐欺。いつもなら「てめぇこのやろう！」風な返事を送り返すところだが、数年後に東京五輪を迎える日本人の一人としては、ここはグッと堪え嗜める言葉を考えよう。（無視すれば良いとの意見もあるが、貰ったものは返さねば）
「フェデラーは優雅だからイノシシには合わないよ」「お顔洗って出直しましょう」…いかん、いらつきに駆られている。そして難しそうな英語なんて無理だ。
「あなたがね」「自己紹介ですか？」「おだまりなさい」…うううむ、なんだか違う。
考えているうちによく分からなくなり、うっかり「あなたの？」なんてメッセージを送り、あれの主を確認するようなことになってしまったではないか。
コミュニケーションとは難しいものである。さらによく考えたらこんな相手には「てめぇこのやろう」で良かったのだ。