一文を書く。夜は忙しい。

さて。公演延期にしたまんまの物語に、少し手を入れている。大きく変えてしまうと元も子もなくなるので、細かいエッセンスとか思いついた一文とか演出のアイデアとか、今のところ雑に書き留めている。

一文を書いているとき、僕はいろんな妄想にふける。妄想にふけり過ぎてうっかり言葉を書き出していないと、最初何思っていたのか分からないくらいだ。

一文を書きながら、歌を歌うこともある。どうもこの脚本では歌いたいらしい。鼻歌だ。鼻歌なので、「いやぁこりゃ名曲だ!」と思ったメロディは次の日に忘れている。iPhoneの録音機能を利用したときもあるが、散発な録音なので後からパズルが難しい。

一文を書きつつ、踊っていることもある。トイレの扉を開けながら振り付けしながら出てくるときもある。窓ガラスに映る姿を見て「我ながら思い切った振り付けだ」と感心することもある。

…自分の中で留めておくうちは、一文から走る物語は至って自由だ。今は書き留めて録音してふと踊って、時期を見てばっさりシンプルに切り落とそう。今年はまず一本、公演を打つのだ。